カフェインについて
僕がカフェイン不耐症になったのは、20歳を超えてからのことだった。
気づいたきっかけは、風邪薬を飲んだ時にやたらハイテンションになることだった。
薬が切れると反動が大きく、風邪薬の成分に何か合わないものがあるようだった。
その後、コーヒーを飲んでも同じ状態になることがわかり、薬の成分を見てみると、
「無水カフェイン」という記載があった。
コーラやお茶でも同様のことが起こった。
そうして、一切のカフェインを含むものを断つようになって6年くらいが経った。
いまや、コーヒーもお茶も、ノンカフェインのものが出回るようになった。
いわゆる「デカフェ」である。
ネスカフェもデカフェ、スタバもデカフェ、ドトールもデカフェ。
最近は生茶のデカフェもリニューアルして一層美味しくなったようである。
もともとは妊婦さん向けのもののようだが、僕のような体質の人間にもありがたい。
ある人にとっては良いものであっても、別な人にとっては毒になることもある。
それはカフェインでも、酒でも、薬品でも、思想でも、同じことだろう。
だからこそ、どのようなものであっても、押し付けることは避けたいものだ。